2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「無翼の天使」 ♯我慢

1 目的地に近づいていくいつれて、爆発音や雷鳴が聞こえ始めた。ベガ曰く、第6島でプレアデス星団がダークマター族と戦っているらしい。アークの顔は曇っていく。仲間が戦っているところの近くを通るのだ、気にせずにはいられない。 「・・・・・・今は、我…

「無翼の天使」 ♯時間感覚ノ麻痺

行間 アーク・トゥルスは暗い夜の闇をまっすぐ飛んでいた。ベガ率いる市民の団体を捜すためだ。そしてもう一つ、謎の時間のずれ・・・。この現象の実態を探るために、アークはひたすら空を飛び回っていた。 「(58・・・59・・・20分経過・・・)」 アークは…

「無翼の天使」 ♯星団敗北

1 突如、自分たちがいるところの真上・・・上空に、無理矢理開くようにして星型の穴が開いた。その周りの空間はねじ曲がっている。 その穴の中から、白い球体が出てきた。その球体に、ダークマターたちは集まっていった。 白い球体の中心で、紅い目がゆっく…

追記  Vs.人類の敵 『夜中の闘争』

本日、寝る直前、ベッドの上で携帯をいじっていたら、視界の横に黒い影が・・・慌ててその場から離れると そこには人類の敵である『やつ』が、『黒光りするG』がいた・・・ Wander「ギャァァァァァ!!?」 Wanderはカブトムシ、クワガタ、アリを除く虫が大…

「無翼の天使」 ♯口調ト一人称

1 よくよく考えてみれば、ベガにはもう少し残ってもらった方がよかったかもしれない・・・。 「やっべぇな・・・」 フォー・マルハウトは戦場のど真ん中で嘆息した。ベガが残ってくれていればもっとこちらが有利になっていたかもしれない。 だが戦況は五分五…

「無翼の天使」 ♯別レ

1 ポルックスはベテル・ギウスとソルの会話の内容を理解できていなかったが、その内容に違和感を覚えた。 先程、ベテルは会話の中でこう言った。 『やったことないので出来るかどうかの確証はありませんね。』 そしてソルはこう言った。 『よくわかんねぇん…

「無翼の天使」 ♯下界ト希望ヘノ道

1 ベテル・ギウス、ポルックスの二人は、下界に行くことを決意した。 「・・・それで、どうやって天界に行けばよろしいのですか?」 下界に行くならば下界に行く手段を知らなければならない。普通、『実戦部隊』もしくは『情報処理』に昇格しなければ下界への…

「無翼の天使」 ♯二ツノ希望トナレ

1 『下界』とは、我々人間が住んでいる『宇宙』のことだ。標高の高い山の上に住んでいる人々は山のふもとのことを『下界』と言うらしいが、天界からすれば『宇宙全体』が下界である。 「下界って・・・何故ですか!?」 ポルックスが一番気になっているのは『…

「無翼の天使」 ♯時間ノ違イ

1 「・・・そうか、すまんな、お前たちにすべて任せてしまって・・・」 高さ20m弱の扉の奥からソルの申し訳なさそうな声が聞こえてきた。 「め、滅相もないです・・・!僕たちは自分の意思で戦ったんですから・・・!!」 ベテル・ギウスはソルの驚きの言葉に困…

『チューカーンコーサー襲来』  最終日

チューカーンコーサー が現れた! チューカーンコーサー「ククク、貴様の快進撃もここまでだ・・・!!」 Wander「あんまり快くないけどね(^_^;)」 チューカーンコーサー の攻撃!!「美呪亜流手裂印(ビジュアルデザイン)」!!Wander に微妙なダチューカー…

『チューカーンコーサー襲来』  二日目

チューカーンコーサー が現れた! チューカーンコーサー の攻撃!!「酸雨牙苦(すうがく)」!!Wander に微妙なダメージ!! Wander の攻撃!!「射亜針(シャーしん)」!!チューカーンコーサー の目に刺さっ(((チューカーンコーサー に残虐なダメージ!! …

『チューカーンコーサー襲来』  一日目

チューカーンコーサー が現れた! チューカーンコーサー の攻撃! 『幻大酷護(げんだいこくご)』!! Wander には今一つのようだ・・・ Wander の攻撃! 『射亜腐辺汁(シャープペンシル)』!! チューカーンコーサー に大ダメージ!! チューカーンコーサー「あべしっ…

チューカーンコーサー、来たる・・・

明日から3日間はチューカーンコーサーが予告通り襲来します。 俺達はこの戦いに絶対に勝たなければいけません。 愛する人(個人的に)を守るためにも、この星(そんな規模じゃないけど)を守るためにも、俺たちの日常(絵を描きたいがために)を取り戻すためにも…

「無翼の天使」 ♯一時ノ帰還

1 十分後・・・ アークとベテルはバラッバラのチームワーク(?)で残りのダークマター七体を撃破した。十分で倒したとはいえ、ダークマター達は強かった。アークとベテルは傷だらけのボロボロになっている。 「・・・そろそろ戻る?」 掠れた声でベテルがアーク…

「無翼の天使」 ♯夜ノ闇ト心ノ闇

1 いつもは、このくらいの時間になると民家や神殿などの明かりが点き、暗いと思うようなことはなかった。商店街の明かり、噴水広場のイルミネーション・・・どれも美しく、遠くから見れば輝く宝石のように見えた。 しかし今は違っていた。どこも明かりなんて…

「無翼の天使」 ♯原因ト結果

1 前にも書いたが、物事には必ず『原因』というものが存在する。右足を前に出し、次に左足を前に出せば歩ける。両足を交互に出すから歩ける。 『足を前に出す』という原因が無ければ『歩く』という結果は出ない。 「・・・つまり、『ダークマター族が攻めて…

「無翼の天使」 ♯武器ノ雨

1 とにかく突破口を見つけなければ・・・ベテルは相手にダメージを与える方法を考える。 「(剣技では間違いなくあいつが上、たとえ触れたとしても電撃がくる・・・避雷針はもう使えない・・・くっ)」 傷も小さくはない・・・出血も多い、ベテルが倒れるのも…

「無翼の天使」 ♯交ワル二人

行間 アークはソルの言われたとおりに神殿の外でベガとベテルの帰りを待っていた。しかし、一向に帰ってくる気配がない。 「・・・(あれから20分待ったが、人っ子一人来ないとは・・・何かあったのか?)」 アークは退屈そうに神殿の壁に腰かけていたが、20分…

「無翼の天使」 ♯手助ケ不可能

1 宇宙最強・・・ その称号は誰かが勝手につけたものだった、自称ではない。だが、彼にはそれぐらいの実力があった。とても強かった。誰もがその人柄と強さに惹かれていた。アルタイルも、その内の一人だ。 『プレアデス星団団長実戦部隊「戦士(ウォリアー)…

お・・・終わったぜ_| ̄|○

午後6時から始めて午後11時頃に課題が終了・・・ 死ぬかと思ったわwwwま、課題といっても絵日記、正直こんなにやれて達成感に満ち溢れましたわw数学の宿題を放棄しましたがね・・・(^o^)/ ???「ククク、安心するのもここまでだ・・・」Wander「だ、誰だ!…

2日間休載しますm(_ _)m

今日は、明日学校で英語の単語テストがあるので勉強のため「無翼の天使」は休ませていただきますm(_ _)m明日も火曜日の課題(絵日記)の提出があり、課題を仕上げるため休載させていただきますm(_ _)m はやく終われば書けるかもしれません(^_^;) ルカ姉の色塗…

「無翼の天使」 ♯『痛ミ』

1 未だに信じられなかった、信じようとしなかった・・・・・・信じたくなかった。 痛い・・・ものすごく痛い。これが『痛み』・・・体が重い・・・これが皆が感じてきた苦しみ・・・? そもそも何で『痛み』というものも知らない俺が副隊長の『痛み』なんか語…

「無翼の天使」 ♯接触

1 「よく聞けアーク」 いつの間にいたのか、扉の向こうからソルがよく通る声で言う。 「もうすぐベガとベテルが市民を連れてここに来るはずだ。外に出て彼女等を待っていてほしい。」 「・・・はい」 戦士はたくさん傷つくかもしれない、だがせめて市民だけ…

すいません、今日は休みですorz

今日は書いてる時間がありませんでしたorzその代り、絵を描いてましたww一枚目 「ゴチャゴチャうるせー!」 ですw これは昨日の夜中(11:00頃)、 「何か描きてぇな・・・」 と思ったので構図と描くものを考えていて 11:01頃、 「・・・うん、これで行こう。」 …

「無翼の天使」 ♯見直シ

1 どうやらまだ皆無事のようだ。 「よかった・・・」 ベガはプレアデス星団の面々を見てホッとした。そんなベガのところに気配を消したフォーが近づいてくる。 「ベテルはどうした・・・?」 「わぁ、ビックリした!!いつの間にいたのよ!?」 「・・・そう言わ…

「無翼の天使」 ♯思イト想イ

1 アークは天界を飛び回っていた。かつての師『ドゥーベ』等逃げた北斗七星を捜すためだ。ソルは「下界に逃げた」と言っていたので下界に行くため、アークは下界への道を探して天界中を飛び回っていた。 「どこだ、下界への通路は・・・どこにある!?」 アー…

「無翼の天使」 ♯隠サレタ能力

1 頭の左側に生えている角が光り出した。しかし角自体にそんな発光能力はない。 これはカストルの能力が発動している証なのだ。 そんなことを知る由もないダークマターは迷わずカストルに攻撃を仕掛ける。バチッ、と雷が弾ける。 「ぬん・・・!」 6体分の雷…

「無翼の天使」 ♯『守ルコト』ガ俺ノ生キ方

1 逃げる。ただひたすら逃げる。逃げて逃げて、徐々に神殿との距離を縮める。たかが400mだ、走ればすぐにたどり着く。ベテルとポルックスは少しでもダークマターとの距離を伸ばすため、一歩一歩に力を込めて走った。 「・・・・・・っ」 まともに呼吸する暇…

「無翼の天使」 ♯再会ト最悪

1 行方不明だったポルックスからテレパシーを傍受した。かなり雑音(ノイズ)があったので内容はほとんど聞き取れなかったようだが、どうやら近くにいるらしい。 「・・・・・・。」 ベテルはその場で回転しながらポルックスにテレパシーを送ってみる。方向と…

「無翼の天使」 ♯憤リノ理由

1 プレアデス星団と、ダークマター達がお互いに向かい合う。 プレアデス星団はダークマターの急襲に焦りながらもしっかりと戦闘準備を整えていた。フォー・マルハウトが彼らの存在に気づいていなかったら、おそらくまともな状態でこの場にいなかっただろう。…