2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧
隼はおもむろに五月の携帯をいじり始めた。 「ちっ、ロックかけてやがる・・・」 そう言いながらも彼は何故か手慣れた様子でスムーズにボタンを押している。いくらかボタンを押しているとやがて 「おっ、解けた」 「へぇ〜すごーい・・・・・・っていやいや…
「着かねェな・・・」 「着かないね・・・」 隼とタカは見知らぬ異郷の地を彷徨っていた。さっきから同じところをグルグル周っている気がする・・・何せ人がいない、とどのつまりは道を訊けない。そして後悔するとするならば先程入ったゲームセンターで何故…
本日の一枚・・・オリキャラ達をデフォルメしてみました。まぁ俺も混じってるけどw デフォルメしてみるのも簡単ではないですね、案外難しい・・・。 描いてみて個人的にカレンちゃんにツボった(殴 最近の人間を皆さんはどう思いますか?いや、自分たちも人間…
さて困った。 モモが道を知っているとはいえ、女子二人で『鬼ヶ鳥』に向かわなくてはならなくなってしまったのだ。 「頼りない男子ですわ・・・女子を置いて行くなんて・・・」 「まぁまぁ、愚痴を言っても何も変わらないよ」 「・・・マイペースですのね」 …
洞窟を抜けると・・・ではなく、橋を渡りきると、そこは都会だった・・・当然だが。 高くもなければ低くもないビルが建ち並び、その下を自動車が横行している。忙しく人が行き交っており、その光景は人がゴミ・・・ではなく蟻のように見えてくる。しかし冬の…
本日の『モモ』は事情によりお休みm(_ _)m 本日の一枚・・・ポーズや構図のバリエーションを増やしていきたいです。 ちなみにこの人が主人公(池田 大地)の物語ですが・・・タイトルも人物名も未設定で、世界観と物語の大まかな設定は決まっています。 でも、…
肌に突き刺すような追い風の助けもあってか先程よりは走るのが楽になった・・・しかしながら、それでも辛いことに変わりはなく、隼のスピードは依然落ち続けていた。 「俺ってこんなに体力無かったっけ・・・?」 自分でも驚くくらい体力が落ちているらしい・…
体育でマラソンをしたが4キロなんて走るのは初めてだ、せいぜい2〜3キロくらいしか走らない。 1キロくらい走ったところで、 「はぁ・・・やばい横っ腹痛い・・・」 隼がそう言い、左側の横っ腹を押さえ始めた、そのせいで少しペースが落ちる。 「・・・大丈…
「よし、行け!」 「は、離さないでよ!?」 隼が自転車の荷台を持ち、モモはペダルをこぎ始めた。色々な練習を試してみたが、結局これが一番やりやすくて簡単なのかもしれない。 「そう言われても離しますわよ・・・?」 「嘘!?」 「それ言っちゃ駄目だろ!」 ガ…
「極めて遺憾」 もはや政府の伝家の宝刀(笑)と化したキメ台詞(?)だろう。 この言葉は総理をはじめとし、民主党や大臣までも最近頻繁に使うようになった。皆さんもテレビで政治家が使用しているのを聞いたことがあるはず・・・ 事あるごとに発せられるこの伝…
「そもそも何で二人はそんなに仲が悪いわけ?」 何よりこの二人の仲が悪い原因がモモにはわからない・・・一体何をすればそんなに仲が悪くなれるのだろうか? 「それは・・・・・・」 「言いたくもありませんわ・・・」 言いたくないほど嫌なことだったのか言…
「あれ、さっちゃん」 「あん!?」 隼はモモの言葉で表情を180°変えた。つくづく表情豊かな人だ・・・とモモは思う。 モモの言う通り、五月がこちらに近づいてくる・・・しかし彼女に表情は無い。 「川本さん、こんなのに自転車の乗り方教わったって上達なん…
別に「乗れないことが悪い」とは言わない、そこは家庭と個人の事情によるので文句は言わない。 しかしそうなると浮かぶ疑問はこうだ。 「欲しいとか・・・思わなかったのか?」 「周りの人みんな乗ってたでしょ?」 例えば遠いとも近いともいえない距離の外出…
・バーベキューで疲れた ・日焼けの皮が剥けて気になって集中が(ry ・「ほん怖」を見たい という理由から今日の「モモ」はお休みします・・・ バーベキューにて友人がお馴染みのバカをしましたw "多種類のジュースを混ぜまくる"という古典的かつ基本的な戯れ…
『川本 モモ』の旅(?)の仲間に新たに『雉岡 タカ』が加わり、一行はスーパー『鬼ヶ鳥』に向けて進んでいた・・・一行といっても二人だが。 下僕・・・ではなくお供の『犬井 隼』は突然現れた『猿江 五月』から敵前逃亡し、ついでにモモの前からも消え失せた…
『鬼ヶ鳥』・・・世の値段高騰にも負けず、消費者が涙目になるほどのサービスを提供するスーパーだ。万引きへの取り締まりも徹底し、未然に防ぐための工夫も施している。しかしその値段の安さ上、ネット上では「何か裏がある」だの「怪しい商品」など尤もな…
時は2012年・・・雪のその身を溶かそうと少しずつ日は暖かくなっていく2月の3日、朝。 あるところに『川本 モモ』という少女がごく一般の家庭で暮らしていた。 目覚ましが耳元で鳴ると、手が乱暴に目覚まし時計の頂点に鉄槌を下す。沈黙状態に陥った目覚まし…
はい、というわけで「星のカービィウルトラースーパーデラックスな物語」の過去編である 「無翼の天使」及び「希望の翼」は終了致しました。長期にわたるご視聴、ありがとうございました。 以下よりゲストを交えたあとがきです。 Wander(以下:W)「本日のゲス…
シリウスは殺人の罪を擦り付けられたも同然だ。正直に言って、事情を知らぬ警察などは問答無用でシリウスを捕らえるだろう。アルタイル達の証言もあてにはならない。どんなに言い訳したところで、手を下したのはシリウスだ。「操られていた」などと言ったと…
シリウスは孤児院から離れた丘に佇んでいた。季節は春・・・風が強く、しかし微妙に暖かい。初春にしてはかなり方だろう。しかし彼の心の中は冷たく、景色の美しさを感じられぬほど世界を見ていなかった。 シリウスのその眼はこの世界のどこも見ていない、自…
ある日の夜、孤児院の皆が寝静まる頃、シリウスは寝る前にトイレに行き忘れてしまったためトイレを我慢できずに起きてしまった。孤児院の消灯時間は10時で、起きている人もちらほらいるが、たいていドアを閉めているため廊下に部屋の光が差し込んでくること…
行間 「・・・い・・・・・・ぉい、起きろ!」 誰かに起こされた気がして、目を開けてみた。随分と長い夢を見ていたような気がする。目を開けたその先には一つ目の人物が立っていた、体が赤い。 「お前、なんでこんなとこで寝てんだよ、風邪ひくぞ・・・この…
岩山にある木に生っている実を、アルタイルは採りながら枝の上で食していた。ベガ曰く「普通に食べられる実」らしいので食あたりとかは気にせずに食べ続けた。とにかく胃が満たされていないのだ、今ならこの木に生っている実をすべて食べられそうな気すらす…
今日は水曜日、「希望の翼」は休みですm(_ _)m今日もFF9をやってましたw どうでもいい話 どこかで聞いた噂(?)何ですけど、小学生はネット内でやたら「w」を使うから一目で小学生だとわかるらしいです。 ・・・にしても小学生が普通にネットするとか日本は大…
どの位時が過ぎたのだろう・・・? 時計も無ければカレンダーも無いこのくらい洞穴で、一体どのくらいの期間過ごしたのだろうか?外で獲物を獲り木の実を採り、川で水を汲んでそれを飲んでいく日々、規則的な生活を、果てしないほど長く続けてきた気がする。 …
「誰だよこの子・・・?」 ポルックスはプレアデス星団施設でゆっくりしていたが、突然帰ってきたアンタレスが連れてきた子供に戸惑っていた。ポルックスが考えられる答えはこの三つ。 「えーっと・・・隠し子?」 「だとしたら何故今更明かす必要があるよ・・…
「くっ・・・はっ・・・」 ダメージが大きい、体中がズキズキする。頭がまともに働かない・・・一体何をすれば彼奴に攻撃が通じるだろうか? 「強さだけを求めた者は"戦略"というものを考えない・・・『実力で勝てる』と思い込んでしまうからだ。その自惚れが…
黒い空で雷鳴が轟いている。そんな空の下、ベテル・ギウスとダークマター、双方が睨み合っていた。 「まさかこんなところで会えるとは思わなかったぜ・・・」 「貴様、あの時の小僧か・・・・・・生きていたとはな」 ベテルは多分このダークマターとは面識が…
前回までのあらすじベテル・ギウスは下界のとある星で行方不明となっていたプレアデス星団員の一人であるフォー・マルハウトと偶然にも再会した。 しかしフォーには以前の記憶は無く、しかもこんなことを言う。 「あっちの方で何かを感じたんだよ。何か、こ…
ちょっと今日は「希望の翼」お休みしますm(_ _)m 部屋の模様替えをしてますので・・・