「希望の翼」 ♯読書ハ変ワラズ

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夕飯を食べ終え、デネブとアルタイルは自室に戻っていた。
アルタイルの部屋だが、デネブがベッドを占領していた。当のアルタイルはというと、机で本を読んでいる。
『結局本は読むんだね、まぁ家なら別にいいか』
デネブはベッドでポヨンポヨンと跳ねている。アルタイルは少々鬱陶しそうに顔をしかめた。
『埃が飛ぶからやめろよ・・・ったく、何で俺の行動の一つ一つがお前の管理下にあるんだよ?』
『ごめんごめん、そんなつもりは無かったんだよ』
デネブは跳ねるのを止め、ベッドから降りる。そんなデネブにアルタイルは目にもくれず、黙々と本を読み続けている。
『・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・』
デネブは何か面白いものはないかと部屋の中を散策し、アルタイルは相も変わらず本を凝視している。
『・・・暇だし、本しかないよこの部屋!?』
その沈黙を破ったのはデネブ。アルタイルの部屋の中にあるのは本だけだった。家にこんなに本あったっけ?ってくらい。
読書嫌いのデネブにとってはトマト嫌いの人がトマトしか育てていないビニールハウスにいるような感覚だった。
『暇なら自室に戻れよ。読書の邪魔』
『だってこの部屋暖かいんだもん!今僕の部屋行ったらきっと凍え死んじゃうよ!?』
『大袈裟過ぎるわ!暖房の効いた家ん中で凍死とかちょっとした事件になるじゃねぇか!』
いつも、こいつの言動には呆れてしまう。アルタイルはため息をしながら本を閉じ、部屋の入口に向かっていった。
『どこ行くの?』
『トイレだよ!んなこといちいち訊くな!!』
バタンと勢いよくドアを閉めると、アルタイルは一階に降りた。当然、トイレに行く気などない。
玄関まで着くと、リビングから声が聞こえてきた。
『アルタイルー、出かけるならついでに牛乳買ってきてくれない?』
母の声だ。
『はいはい』
アルタイルは軽く返事をすると玄関の扉を開けた。



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ベガは住宅街を散歩していた。特に用があるわけでもないし、ただ何となく出かけてみただけだ。辺りはすっかり暗くなっており、満天の星空が頭上に広がっている。
『(気分で出てきちゃったけど・・・やっぱり帰ろっかな。寒いし、何か飲み物でも買って帰ろう。)』
ベガが近くの自販機にコインを入れると、ガコン、と缶が転がり落ちてくる音が聞こえた。取り出し口から商品のコーヒーを取り出すと、手の冷たさとコーヒーの温度差のせいでとても缶が熱く感じた。
『あつつつつ・・・』
思わず声が漏れる。口から白い息が出てきた。
家に向かおうとその場で振り返ると、道の奥の方に人影が見えた。普通なら気にするようなことでもないのだが、ベガは気になってしょうがなかった。
そのヒラヒラと風になびく不思議なマントが・・・。
そう、人影の正体は育成所で同じクラスのアルタイルだった。



・・・続く!!
本しかない部屋・・・退屈しないのかよアルタイルw



イヤッホウ、テストの答案が全部返ってきたぜ!

審議中( ´・ω)(´・ω・)(・ω・`)(ω・`)・・・



審議終了(ω・`)(・ω・`) (´・ω・)(´・ω)



はい、点数をいちいち書くのはめんどくさいので記憶に残った教科の点数を発表しようと思いますw


美術概論・・・まぁ要は美術に関する知識のことやねw
点、線、面、立体・・・影の付き方などなど、知っていれば得するものを勉強する教科です。

テストの結果・・・・・・・・・








96点!!





クラスで最高点数取ったった♪o(^▽^)o
96点取ったのはウチのクラスでは俺ともう一人の女子のみ。
何かテンション上がる♪♪♪



だがすがす・・・
英語で最悪過ぎるケアレスミスをしてしまい、20点も落としてしまったorz

こんな問題です。
『以下の文章の内容で、本文の内容に合っていればT、間違っていればFを記入しなさい』


はい、この問題、10問あって、配点は1問につき2点。
答え自体は10問全部合ってました。
・・・が、
合っているものにT、間違っているものにFを書くはずなのに、俺が書いたのは合っているものに『○』、間違っているものに『×』・・・・・・
もう、分かりますよね?
このバカなミスのおかげで59点・・・



トホホ・・・(T_T)


10教科の合計点は760点で、つまりは平均点は10で割って76点でした。
あのミスさえ無ければ平均点は78点になったのに・・・(T_T)


けどまぁ、赤点は無かったし、俺は明日から8日間休みだ!!ヽ(゚Д゚)ノ


では、


解散(ω・`)    (・ω・`)      (´・ω・)      (´・ω)