カービィ 空を見上げる

星のカービィ デデデでプププなものがたり」
というマンガをご存知だろうか?
コロコロを読んでいた人ならほとんどの人がご存知だろう。
このマンガは全25巻で、2006年に連載が終了している。
しかし、この通称「デデププ」・・・もしかしたらまだ続いていたかもしれない漫画なのだ。
この漫画の作者、『ひかわ博一』先生だが、実は編集者のとある言葉がきっかけで鬱病になってしまっている。
という噂がある。
事実かどうかの確認はできないが、それを裏付けるかのような証拠が二つほどある。
一つは第23巻での作者コメントだ。
『ふだん仕事ばっかりしていると、外に出て空を見上げるということがありません。
たまーに見る機会があると、うわーっ空ってこんなに青かったかなーと思ったりします。
子どものころは、よく空を見てたんですけどね。大人になると下ばかり向いて、空を見上げる余裕がなくなるみたいです。
みなさんが大人になったとき、ああそういえば、星のカービィっていうマンガがあったなーと思い出してくれれば幸せです。』


どうでしょう?



第二に、画風の変化です。
第1巻から第24巻の途中まではドンドン絵が上手くなっていってて、とても特徴的なカービィとなっていました。
コミックスの表紙は、第16巻から第17巻あたりが一番派手でキラキラと輝いてました。
しかし、
第24巻の第7話、劇的にかなり絵が変わりました。
今までキラキラと輝いていた目が突如黒目に白丸を二つほどつけただけのシンプルなものに変わってしまったのです。
背景もほとんど描かれておらず、トーンの貼り忘れなどが目立ちました。
最終巻の表紙が、カービィが無表情で吸い込みをしていて、吸い込まれているキャラも無表情なのです。


鬱病かどうかの断定は難しいですが、間違い無く先生に何かがあったと思います。



俺が初めて買った単行本はこれでした。そして、『星のカービィ』という存在に出会ったのもこの漫画のおかげなんです。
つまり、この漫画が今の俺を作っていると言っても過言ではありません。俺はこの漫画の影響で漫画家を目指してるんですから。


この記事を見てどうするかとか、そんなことを言うつもりで書いたわけではありません。
この『カービィ 空を見上げる』というキーワードは、検索してはいけないキーワードとよくいわれているようですが、むしろこれは検索すべきものだと思います。
このことについて多くの方たちが記事などを書いたりしています。内容は皆同じようなものですが、ここより詳しく書かれています。



今日もちゃんと「希望の翼」は書く予定です。