「希望の翼」 ♯一週間後

一週間後・・・
プレアデス星団は神殿に集まっていた。



プレアデス星団長のベテル・ギウスだ。下界降下の許可をもらいたいんだが・・・」
ベテルは神殿の入口、ロビーの受付で下界に行くための手続きをしている。最近から許可制になったらしい。
「身分の確認をします、身分証のような物はお持ちですか?」
「ああ、ある」
ベテルはプレアデス星団の団員証を差し出す。受付が団員証を見ながら『星の戦士登録番号』を機械に入力し始めた。やがてピッと電子音が鳴ると団員証が返された。
「・・・はい、承認致しました。こちらの許可証を第四島の『噴水の祠』へお持ちになって係りの者にご提示ください。」
「・・・・・・あ、そか。噴水の場所移動したんだっけ?」
前までは『噴水広場』にあったのだが、そこの噴水はただの噴水に変更し、専用の噴水を別の場所に作った・・・とソル様が言っていたような気がする。ベテルはブツブツ言いながら受付を後にする。食堂の前を通りかかると、食堂の匂いに釣られベテルのお腹がゴルーグ、と鳴いた。
「・・・朝食食ってなかったな。今日の定食何だったっけか?」
ベテルは食堂に並んでいる列に並び、順番を待つ。
「(いよいよか・・・しばらくはここの飯が食えなくなるから、たらふく食っとくか)」
下界に降りれば、自分の飯はすべて自分で用意しなければならない。ベテルは昔、下界でしばらくサバイバルをしていたから特に問題は無いが・・・。
しかし、仕事の呼び出しを喰らったら天界に戻らなければならない。星の戦士の仕事はいわば『星の管理』だ。星への出張のようなものだが、その星で問題が起きればそれを解決しなければならない義務がある。仕事は主に星団ごとに引き受け、期限も仕事先もすべて上が決める。
それとは別に、プライベートで下界に降りることも可能で、これは許可さえもらえばいつまでも下界にいることができる。しかし、前述のように仕事の要請があれば天界に戻って仕事をこなさなければならない。
プレアデス星団は団員が三人しかいないため、仕事が来ることはまず無い。星団は最低でも十人は団員がいないと仕事はもらえないのだ。仕事を各星団や無所属戦士に与えているのは『星の勇者十二隊』。彼らはプレアデス星団の事情を知っているので、プレアデス星団には仕事を与えず、『いなくなったプレアデス星団員の捜索』を優先させてくれていた。つまり、プレアデス星団員の捜索がひと段落するまでプレアデス星団に仕事は来ないのだ。仕事が無いということは給料が無いので、そこは星の勇者十二隊から定期的に支給されるから問題は無い。
そうこう考えているうちに注文の順番が回ってきたので、ベテルはそば定食を頼む。
「ホント、沢山の人たちに支えられて幸せ者だよ、俺たちゃ・・・・・・」
そば定食を貰い、席に着く。そしてベテルは両手を合わせる。
「このそばも、お金をもらってるから食えるんだ・・・いただきます・・・・・・!!」
スルスル、とベテルはゆっくり味わいながらそばを口に運ぶ。



ポルックスは寮の自室でくつろいでいた。
「はぁ〜・・・これから2人が帰ってくるまで何して暮らすかな・・・?」
情報処理であるポルックスは特別な用でもない限り下界に降りることができない、つまりは暇になるのだ。
「つーかこれ、特別な用なんだけど・・・」
行方不明となってしまったプレアデス星団員の捜索・・・十分結構な用だ。
「・・・・・・俺だけゆっくりしてるってのも、何か二人に悪いんだよなぁ」
情報処理は下界での仕事もできない・・・この制度を失くすべきだとポルックスは感じていた。そもそも何故情報処理の下界での仕事を禁止としているのだろうか・・・?考えれば考えるほど体がむず痒くなってくる。
「・・・んぁあああああ、納得いかねぇ!」
ポルックスはダン!と部屋を飛び出し、神殿への階段を駆け下りた。会議室の前に『星の勇者十二隊』の一人であるプルートがいた。
「おっ、ポル君どした?そんなに慌てて・・・」
「プルート様!」
ポルックスはズイッとプルートの顔に急接近する。
「何で俺達情報処理は下界に行くことができないんですか!?」
「・・・えっと、」
突然の質問にプルートはどうすればいいのか一瞬考えられなくなった。
「ポ、ポル君一旦落ち着こう、な!?」
「そうだよそうだよ〜」
プルートの左肩にくっついている顔が喋った。彼は『カロン』といって、プルートの双子の弟だ。ちなみに彼は星の勇者十二隊のメンバーではない。



「なるほど・・・な、確かにその制度はおかしいよ・・・な。」
「おかしいおかしい〜」
「でしょ?昔からの制度とはいえ、納得いかないです」
三人は神殿内の休憩ルームのベンチに腰掛けていた。
「・・・よし、僕が今度の会議でこのことについてなんとかならないか訊いてみるよ・・・な、カロン
「訊こう訊こう〜」
「本当ですか、ありがとうございます!」
ポルックスはベンチから立ち上がり、プルートに深々と礼をする。
「まぁ、最終的に決めるのは『レグルス王家』だから、僕たちはそのきっかけにしかならないよ・・・な」
プルートも立ち上がり、ポルックスよりも一足先に休憩ルームから出て行く。
「ま、星の戦士になりたがってた今のレグルスさんなら聞いてくれると思うから期待するといいよ、な」
「安心安心〜」
・・・『星の戦士になりたがってた』とはどういうことだろうか?
ポルックスはその時、それについてはそんなに気にしてはいなかった。



・・・続く!!
ポルックスにも希望が見えてきたね〜。
というか何故今まで誰もそのことについて不満に思わなかったのだろうか・・・w
何故なら情報処理になるやつは大体運動が苦手な奴ばかりで、下界に行く気も特に無かったからだ!
プルートの口癖が・・・な



今日は銀座と神谷町に行ってきましたw
母親に銀座にある文具屋を教えられ、そこに行きました。
買ったのは
コピック
・ペン
・漫画原稿用紙
原稿用紙は・・・まぁ何となくですw
コピックはリンちゃんを描くのに不足していた黄色と、今までより薄い肌色と、初音ミクカラーのものですw


神谷町には祖父母の新居を見に行きました。
バルコニーがあって、そこからの眺めが凄かったです。
東京タワーが良い感じに見えましたよ。



そうそう、家に帰ってきたら届いてました。『カービィ ふわもこパスケース』が・・・!!

うーん、改めて見ても
かわいすぐるぅぅぅぅ!!(黙
これからはこれに定期を入れて学校に行きますお(^ω^)