「希望の翼」 ♯興味本位

『アルタイルー、いつまで寝てんのー?もう八時よー!?』
一階から母の声が聞こえてくる。もう始業には間に合わない、動くだけ無駄というものだ。
『あんなところ行って何になるってんだよ・・・行くだけ時間の無駄だろ・・・』
退屈な授業、集団でしか行動できないクラスメイト・・・まるで六年生が一年生の教室で授業を受けているような感覚。今の授業の内容など五年前に本で読んで覚えた。今の授業は復習にもならない・・・・・・。内容が薄い、ぬるい、頭脳的にも体力的にもレベルが低い。
入学直後にテストをやったが、出来ない方がおかしい問題ばかり。なのに点数の低い生徒の答案を返したときの教師の言葉が
「まぁこれから頑張って」
自分の答案を返してもらった時にはこう言われた。
「凄いね、みんな拍手〜」
ふざけるな。こんな問題、満点取れて当たり前だ。他の奴らは今まで一体何を学んできたんだ!?よく生きてこれたな・・・
自分的には満点取れなかった方が凄い、全力で拍手を送ってやろう。
アルタイルはベッドの中でうずくまっていた。
心の中ではいくらでも人の評価ができるし、その評価は決して人には伝わらない。思ったことが顔に出る人もいるが、誰にも会わなければどうってことない。
アルタイルは昨夜から人を嫌った。言葉を避けた。人前に出るのが恐ろしくなった。出れば人に囲まれ、本来の自分を保っていられなくなる。彼らといると気が狂いそうになる。自分は他人と関わるようなヤツじゃない。今までずっとそうして生きてきた。
デネブと自分は、見てきたものが、聞いてきたものが、触ってきたものが、感じてきたものがまったく違う。
デネブは外で景色を見て、風を感じて、友と触れ合って生きてきた。世界は素晴らしいものと実感できたし、風の気持ち良さも知り、友の大切さを学んだ。
一方アルタイルは、部屋に籠もり、四六時中本と関わってきた。世界の素晴らしさなんて感じなかったし、風の気持ち良さも知らず、友の存在も無かった。

その目に光は宿らなかった。目に映るのは、本に印刷された文字と図のみ。アルタイルにとっては、本が友であり、本が世界だった。
双子なのに、歩んできた道はまったく異なる。一方は本当の世界を、一方は仮想の世界を感じ、生きてきた。
そのおかげで、デネブは人のために生きることを決意した。そのせいでアルタイルは他人との関わりを一切断ち切った。
『・・・何で俺は星の戦士なんか目指してんだ?』
前に、デネブに星の戦士が何のために存在しているのかを訊かれたことがあった。
「"他人を救うため"に存在しているんだ。世界の秩序を正すということと、すべての生き物を救うということはイコールなんだよ。全ての生き物を救うことで、世界は落ち着く。それこそ秩序を正すことに繋がるんだ。」
彼はそう言っていたが、アルタイルはそんな気なんて無かった。星の戦士を目指したのは、兄であるデネブがアルタイルに星の戦士になることを勧めたからだ。
アルタイルは最初、乗り気ではなかったが、デネブの話を聞いていくうちに星の戦士に興味が湧いてきた。



そう、たかが興味本位だ。



面白そうだから星の戦士を目指し始めた。世の戦士が聞いたらぶん殴るほど馬鹿馬鹿しい動機だ。
『だったら、目指す意味なんて無ェよな・・・・・・』
辞めてしまいたい。育成所に通うことも、星の戦士を目指すことも・・・・・・、全部辞めて、ずっと本を読んでいたい。きっと自分は星の戦士になっていいような人物ではないのだ。
アルタイルは目を閉じ、そのままもう一眠りした。



気付けば午後三時を回っていた。
アルタイルが目を覚ますと、ドアの隙間に紙が落ちていた。
「今日は具合が悪いんでしょう?育成所には"休みます"って言っといたわ。無理しなくていいけど、この紙を見たら返事を書いて廊下にすべり込ませてね。死んじゃってるのかと思っちゃうから。」
普通の母親なら、朝の時点で怒鳴りながら起こしに来るのだろう。本当に優しい母親をもって幸せだ。アルタイルは紙の裏に「ごめん、大丈夫。ありがとう」と返事を書き、ドアの隙間から廊下にすべり込ませた。「今日は早い」って言っていたから、そろそろデネブが帰ってくるころだ。
と思った矢先、玄関の扉が開く音がした。トントンと足音が階段を登って来ると、部屋の前でその音が止まった。紙を廊下にすべり込ませたからそれに気づいたのだろう。
『アルタイル、今日休んだの?』
デネブが話しかけてきた。アルタイルはそうなると思っていたから、すぐに言葉を返す。
『・・・ああ、今日はちょっと調子が悪くてな』
デネブとなら、普通に話せる。これがもし他の人だったら、きっと無視していた。今までずっと一緒にいたデネブだから、話せるのだ。
『ちょっと鍵開けてよ。熱は?』
『・・・・・・。』
これは、熱を測らせるふりをして鍵を開けさせる作戦だろうか・・・。とアルタイルは鍵を開けようか迷ったが、「騙されてやろうじゃないか」と思い鍵を開ける。
ガチャンと音がすると、一瞬の間も無くドアが勢いよく開けられた。デネブは部屋に入ると、ドアを閉め、鍵を閉めた。
『デネブ・・・?』
デネブはドアの前にドカッと座り、ドアを塞いだ。
『腹を割って話そうじゃないかアルタイル。君の悩み、考え、思い・・・全部文句なく聞いてあげるからさ!あ、ちゃんと飲み物もあるからね』
アルタイルの目が丸くなった。そして同時に、「やはりコイツには敵わないな」と思った。



・・・続く!!
アルタイルの自問自答ターイム!w
徹子の部屋」ならぬ「デネブの部屋」の始まり〜w
いやここはアルタイルの部屋なんですけどねwww


野球観戦(応援)って楽しいですか?つまらないですか?
いや、こんなことを訊いた理由はですね、高校の野球部の公式試合の応援に連行される可能性があるんですよ・・・。
いやね、野球部が二回戦で勝ったら三回戦からは学校全体で応援に強制的に連行されるんですよorz
まぁ、二回戦までに負けたら行かなくて済むんですけどね?
14日に一回戦がありまして、今日の朝刊で試合結果を見たんですが、一対三で勝っちゃってたんですよ!
二回戦は明日です。結果は明後日の朝刊でわかります。
正直絶対に行きたくないですww
だって、試合会場までの運賃自腹ですよ!?強制参加なのに!!
もう一つの理由は「応援はつまらない」ということを中学の部活で学んでいるからです。
好きな競技の試合を見てるとその競技をやりたくなってきますよね!?好きな競技の試合ならば。
でも俺、野球なんて全然興味ないし、ルール知らないし、野球部って不良の溜まり場ってイメージだし・・・。
こんなところの試合を見に行って何が楽しいってんですかね!?こっちにメリットが全然無いっすよね!?折角の夏休みがちょっとだけ潰れますよね!?
「予定がある」なんて嘘ついても絶対怪しまれますよね!?
回避する方法はただ一つ、野球部の皆さんには大変失礼かもしれないけど次の二回戦で負けてもらうしかない!
レギュラーに知り合いがいるってんなら行っても別にいいけど、一人もいませんw
テニス部の試合なら行ってもいいですよ。クラスメイトが2人いますからね。
ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!((((黙



八日間連休四日目
今日も家でのんびりしてましたw
そろそろ暇になってきたぞ(´・ω・`)